2024年帰国の旅。

 


2週間お休みをもらって日本へ帰国して、ドイツへ戻ってさらに2週間経ちます。そしたらもうすぐ12月だ!

というわけで、今回の帰国の感想をさらっと書きます。


今回の帰国は、去年の6月から数えて1年と4ヶ月ぶりでした。前回はコロナの後の4年ぶりの帰国で、ばあちゃんの4年分の老いを受け入れる帰国でした。

今回もそのテーマは変わらなかったのですが、前回からの期間が短かったこともあり、遠出して10年以上ぶりに東京の友達に会ったりしたこともありで、少しリラックスして日本での時間を楽しめました。

それと同時に今回は、日本滞在期間前から、そしてその後もずっと心が日本にあるような帰国でした。前回の日本到着時にあった「2つの異なる風景が私にとって普通であることの違和感」がゼロで、空港から最寄り駅まで向かう電車の中にいて目が日本の風景にすぐになじみました。

前回から利用しているキャセイパシフィックの香港経由便では、日本の南西から太平洋側を飛んで名古屋に着きます。これはコロナ前に利用していたフランクフルトから名古屋への直行便がロシア側から名古屋に向かっていたので、全く逆の航路です。去年の帰国では、ドイツ南西部では見ることのない海と小さな島々という日本らしい風景に感動していたところに、英語の到着アナウンスの「もしここがあなたの故郷なら、お帰りなさい」と言うフレーズが運命的に染みました。今回それがキャセイの英語での到着案内のスタンダードと言うことを知ったのですが、それでもその時は4年ぶりの日本ということもあって、とても感慨深かったです。

困ったことは、家族に「お土産が少ない、どうしてもっと持ってこないのか」とネチネチと何度も責められたことです。岐阜県の田舎という土地柄、それはそれは厳しくて、おばあちゃんには「土産の買い方を知らない」とまで言われました。会社の人が海外に行っても何も買ってこないのがごく当然のドイツに住んでいて、いつもその感覚をすっかり忘れているのです。

それから、親戚や家族とお別れするときに「気をつけて」と言われると、「はい、気をつけます!」とか「おじさんも気をつけてー」みたいな、相手が一瞬、え?と思うような返答をしてしまうことでした。

これは困ったことではないのですが、例えば横浜の、本国がフランスのお店でTシャツを買って、アプリはお持ちですか?と聞かれて、それはフランスでも使えますか?と聞いたりして、そういうところが多少とんちんかんな感じの、外国かぶれした日本人っていう私がスタンダードで、家族や友達以外と接するときに、日本に住んでいた頃にはなかった新しい感じに、最後まで慣れる事はありませんでした。


写真、その1と2。実家へ向かう、川沿いを走る高山線の電車の中から。この日は空の色が最近のアニメのように美しかったです。



せっかくなので、実家の川も。田舎なので透き通っています。子供の頃は夏休みにこの川でよく泳ぎました。


写真その4。高知県南側の尖ったところ。帰りの飛行機は日本の太平洋側を香港に向かって飛ぶので、日本地図を見ているような景色が見られました。

飛行機は非日常ですが、1人での帰国も2回目の今回は、少し余裕が出てきました。









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